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誰から嫌われるか?という問い

八方美人という言葉があります。

 

 

 

 

 

 

「誰に対しても良い顔をし、立場や意見をはっきりさせない人」という意味で、

 

少なくとも褒め言葉としては使われません。

 

 

 

 

八方美人にならないように、という教訓としての使用が多いでしょうか。

 

 

 

ただ、由来と本来の意味合いを調べると少しニュアンスが違いました。

 

 

 

八方は東西南北+四隅のあらゆる方向・全ての人で、

 

美人は容姿ではなく、徳・品位・立ち居振る舞いの美しさを意味します。

 

 

 

つまり「どの方向・どの人から見ても、欠点がなく調和的な人物」を表し、

 

徳のある理想的な人物像、というのが元々の意味合いだそうです。

 

 

 

そう考えると、八方美人は人としてあるべき姿のひとつでしたね・・・

 

 

 

本来の意味合いで、八方美人を目指しましょう!

 

 

 

ただし、ビジネスシーンにおいては気をつけなければいけません。

 

 

 

八方美人は戦略的にNGです。

 

 

 

誰に対して八方美人かというと、顧客に対して、です。

 

 

 

仕事とは基本的に、顧客ニーズに対応することです。

 

 

 

勿論、大事なことです。

 

 

 

ただ、それを念頭に取り組むほど、様々なニーズに対応することになり、

 

気がついた時には、浅く広く顧客ニーズを満たす、

 

中途半端なサービスになってしまう危険性を孕みます。

 

 

 

それでは戦略的とは言えません。

 

 

 

必要なのは、顧客に嫌われる勇気です。

 

 

 

ビジネスシーンにおいては、八方美人である必要はないのです。

 

 

 

そしてこれは、ビジネスの特権です。

 

 

 

全国民が顧客である行政や公共のサービスでは、そうはいきません。

 

 

 

マイケル・ポーター氏曰く、

 

「戦略とは、何をしないかを決めること」です。

 

 

 

つまり、

 

「どのような顧客のニーズの対応を諦めるか」が重要な問いです。

 

 

 

競争戦略の名著『ストーリーとしての競争戦略』(著; 楠木 健)では、

 

下記のように指摘されています(以下、同書より引用抜粋)

 

 


 

「誰をどのように喜ばせるのか」をはっきりとイメージしなくてはなりません。

 

そこでは「誰に嫌われるか」という視点が大切です。

 

「誰からも愛される」というのは「誰からも愛されない」のと同じです。

 

誰かに本当に必要とされるためには、誰かに嫌われなくてはなりません。

 

八方美人は禁物です。

 


 

 

誰を喜ばせたいか?を突き詰める過程で、

 

誰になら嫌われてもいいか?

 

誰を喜ばせることは諦められるか?

 

を並行して検討、言語化することが必要です。

 

 

 

・・・さぁ、どのような顧客から嫌われましょうか?

 

 

 

あと、ひとつお願いですが、

 

このような意地の悪い問いを投げかける僕は嫌わないで頂きたいですw

 

 

 

追記)

 

捨てる戦略に関しては、下記もご参考ください(画像かタイトルをクリック)

 

▼捨てて耐えるサボテン戦略

 

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