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たゆたえども沈まず、ジグザグに進む

先日、マクドナルドで食事をしていると、クルー募集のチラシが!

 

 

 

 

 

 

社員やアルバイト、一緒に働く仲間を”クルー”と呼称することは、

 

なかなか面白い文化だと、個人的には感じています。

 

 

 

クルーと呼ぶことには、船に例えた組織観が背景にあると言えます。

 

 

 

企業を船に例えて考えてみると、

 

船の持つ2つの特性が、正に企業にとっても重要であると言えます。

 

 

 

ひとつ目が、「目的地に向かって進んでいくこと」です。

 

 

 

当たり前かもしれませんが、その船(組織)は目的地を持ちます。

 

 

 

そして、目的地まで最短距離で進められればいいのですが・・・

 

 

 

現実は、なかなかそうは行きません。

 

 

 

風向きや海流を考慮し、

 

常に最適なルートを選択し続けることが求められます。

 

 

 

この辺りも企業経営に大いに通じる部分です。

 

 

 

興味深いのが、ヨットです。

 

 

 

 

 

 

ヨットはエンジンではなく、風の力で進みます。

 

 

 

その為、向かい風の場合は前への推進力が生まれません。

 

 

 

どうやって進むかというと、目標に対して約45度の角度で進みます。

 

 

 

そして、途中で進行方向を逆の約45度に変えて進みます。

 

 

 

ジグザグに進むのです。

 

 

 

最短ルートではないかもしれませんが、

 

環境や状況に適応した最適ルートであると言えます。

 

 

 

向かい風に直面した場合は、無理に最短距離を進むのではなく、

 

戦略的にジグザグルートを検討することが必要なのかもしれません。

 

 

 

ヨットの進み方を見習いましょう。

 

 

 

そしてふたつ目が、「決して沈んではいけないこと」です。

 

 

 

船は常に沈没のリスクに晒されています。

 

 

 

企業も同様です。

 

 

 

波に揺られ、危険を伴うことは前提にしつつも沈んではいけないのです。

 

 

 

この紋章をご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 

フランスはパリ市の紋章で、

 

ラテン語で「Fluctuat nec mergitur」と記されています。

 

 

 

意味は、「たゆたえども沈まず(波に揺られても、沈まない)」です。

 

 

 

パリは古代からセーヌ川の水運によって発展した都市であり、

 

船は単なる交通手段ではなく、都市そのものの象徴だそうです。

 

 

 

そしてパリは、歴史の中で幾度も

 

「波」(氾濫、政治的混乱、戦争)にさらされてきた都市でもあります。

 

 

 

この現実を前提に生まれたのが、

 

波に揺られることを否定せず、それでも沈まないと宣言するこの言葉です。

 

 

 

・・・パリ、お洒落なだけでなく格好も良いとは!

 

 

 

この点も企業経営に通じる部分ではないでしょうか。

 

 

 

困難のない順風満帆を期待するのではなく、

 

困難に遭い波に揺られることはあるが、決して沈まないという決意。

 

 

 

パリのモットーを見習いましょう。

 

 

 

優雅なクルージングも魅力的ですが、なかなかそうはいかないモノです。

 

 

 

困難(向かい風・波)を前提に、

 

決して沈まずジグザグでも進んでいきましょう。

 

 

 

そのようなコンセプトを是非皆さんのクルーにも共有して下さい!

 

 

 

ただ、最近はクルーの募集も難しいですし・・・

 

 

船酔いしたとかすぐ言うし・・・

 

 

 

おっと、弱気になったらダメですね。

 

 

 

たゆたえども沈まず、ジグザグ前進していきましょう!

 

 

 

追記)

 

因みに、マクドナルドの組織論としては

 

クルーよりも”プラチナルール”の方が推しです。

 

 

 

下記もご参考ください(タイトルか画像をクリック)

 

プラチナルールから考える顧客視点と差別化の訴求

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