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問題提起というおせっかい

“おせっかい”という言葉があります。

 

 

 

意味としては、

 

頼まれてもいないのに、他人のことに必要以上に立ち入って世話を焼くこと

 

という感じです。

 

 

 

 

 

 

あまり良い意味では使われませんので、

 

言われて嬉しい方はいないと思いますが・・・

 

 

 

語源を調べてみると、少し印象が変わります。

 

 

 

諸説あるらしいですが、

 

よく紹介されるのは「切匙(せっかい)」という調理道具に由来する説です。

 

 

 

 

 

 

切匙とは、すり鉢の内側や溝についたものをこそげ落とすための道具のことです。

 

 

 

昔は、味噌などをすり鉢ですって使うことがありました。

 

 

 

そのとき、すり鉢の溝や内側に味噌などがこびりつきます。

 

 

 

それをこそげ取るための細い木製の道具が「切匙」です。

 

 

 

ポイントは、普通の匙のように「すくう」よりも、

 

狭いところ・溝・ふちに入り込んで、こびりついたものをかき落とすという役割です。

 

 

 

細かいところに入り込み、こびりついたものまでかき出す道具だったため、

 

そこから転じて、他人のことに細かく入り込んで口出しすることを

 

「おせっかい」と言うようになった、という説明です。

 

 

 

・・・なるほど、そもそもは便利な道具だったんですね。

 

 

 

語源を知ると、切匙が不憫でなりませんが・・・

 

 

 

ビジネスシーンにおいても、

 

この「おせっかい」なアプローチが有効な場合があります。

 

 

 

それが、新たな価値の提示=問題提起です。

 

 

 

書籍『人文知は武器になる』(著:山口 周、深井 龍之介)では、

 

山口氏が下記のように述べています(以下、同書より引用抜粋)

 

 


 

21世紀に入って伸びている会社って、基本的にみんな「おせっかい」なんですよ。

 

「情報格差をなくす」と言っているのがグーグルで、

 

そのことで誰かが具体的に困っているというわけではないけれど、

 

やっぱりおかしいのではないかと問題提起をした。

 

テスラもガソリンエンジンの自動車は持続可能じゃないと言って、

 

具体的にニーズがあったわけではないけれども、

 

EV(電気自動車)という新しい価値を提示したわけですね。

 

みんなが現状でもそれなりに満足している状況の中で

 

「いやいや、それちょっとおかしくないですか」、「こうした方がいいと思いますよ」って

 

いうのはおせっかいだし、独善も混じっている。

 

けれども、彼らの提示した「なぜそれをやるのか」という意味や、

 

新しい価値基準が共感を集めたから成長したわけですね。

 


 

 

ここまで大きな話でなくても、

 

営業シーンにおいては、良い意味でのおせっかい、つまり問題提起が重要です。

 

 

 

現状、喫緊に問題を感じていない顧客に対して、

 

「もっとこうした方がいいのでは」「こういうやり方もある」という、

 

あるべき姿を提示し、需要を創り出すことも、営業の大切な付加価値です。

 

 

 

もちろん、これが押しつけになれば、単なる余計なお世話、よくない方のおせっかいです。

 

 

 

ただ、相手がまだ気づいていない違和感や可能性に目を向け、

 

「このままで本当にいいのでしょうか?」と問いを立てることは、

 

営業における大切な付加価値でもあります。

 

 

 

良い意味でのおせっかいにトライしてみてはどうでしょうか?

 

 

 

・・・という、おせっかいでした。

 

 

 

追記)

 

 

営業における問題提起については、

 

是非下記もご参考下さい(タイトルか画像をクリック)

 

▼心健やかな顧客への問題提起ー営業の付加価値ー

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