相手が困る未来を想像する
”葦を啣む雁(あしをふくむかり)”という故事語があります。
用意周到・準備が万全であること、を意味します。
雁(かり)とは渡り鳥で、啣む(ふくむ)とは口に咥える、ということです。
長旅に出る雁が、葦を口にくわえて備えるという故事に由来し、
そこから「物事に取りかかる前の準備が完全であること」を表す語になったそうです。
ここで一つ疑問が残ります。
長旅に葦を持っていくことが、なぜ準備になるのでしょうか?
諸説あるようですが、
長旅の途中で何らかの非常時や休息の際に使うものとして、
葦を携える姿が想像された、という理解が一般的なようです。
葦なんかで、雁の重さは支えられないだろう、なんて野暮な指摘はよしましょうw
見習うべきは、この想像力です。
長旅に向かう雁が葦を咥えている様から、
「そうか、この雁たちは準備を万全にしているのだ」と発想したことが面白いですね。
仕事における準備の重要性は、言わずもがなです。
しかしながら、
・自分なりに準備して望んだがうまくいかなかった
・上司に準備不足だと指摘されてしまった
・部下に準備を指導するも思ったような形にならない
というようなお悩みも多いのではないでしょうか?
ポイントは、想像力です。
当たり前ですが、準備とはこれから起こる未来の事象に対して行います。
その状況を想像し、先回りし、円滑に進めるために準備をします。
そしてビジネスシーンとは、基本的に相手(顧客・取引先)が存在します。
突き詰めると、準備を何のためにするのか?と問われれば、相手の為です。
相手が困らないように、準備をするのです。
想像すべきは、”相手が困っている未来”です。
それを回避するための準備を万全にしましょう。
・この資料だけでは、ちゃんと理解できないのでは?
・他のパターンの比較がないと、意思決定できないのでは?
・スケジュールを示さないと、社内で推進できないのでは?
このまま準備不足で臨むことによって、想定されるイマイチな未来があるはずです。
それを回避しましょう。
ビジネスの本質は、
相手の課題(困っていること)を解決することです。
ではその為の準備とは、
発生しうる課題(困るであろうこと)を未然に防ぐことです。
相手の困った未来を想像してみましょう。
準備は・・・葦だけじゃ足りませんよね?
追記)
更にビジネスシーンにおいて大切なことは、準備の連続性です。
詳しくは、下記もご参考ください(タイトルか画像をクリック)





