Whyが持つ2つの方向性
「なぜ遅刻したんだ?」
人生において、極力避けて通りたい「問い」ですが・・・
このなぜ(Why)は、原因を問うています。
寝坊してしまった→ 寝るのが遅かった→ 仕事が立て込んでいて・・・
というように、
なぜを掘り下げていく「なぜなぜ分析」は、皆さんもご存じだと思います。
一方で、Why(なぜ)には、もうひとつの側面があります。
それが、目的のWhyです。
発生した事象(What)に対して、
それはどのような目的・意図だったのか?を掘り下げるWhyです。
ちなみに先の遅刻に関しては、
目的や意図を持って遅刻してくるのは宮本武蔵くらいなので、
事象に対して必ず2つの側面があるというわけではありません。
Whyについて、原因と目的、2つの切り口があるということが重要です。
ビジネスシーンで考えてみます。
商談の早い段階で、ご担当者から「見積をください」と言われたとします。
見積依頼という事象(What)の発生です。
ここで機械的に反応して見積を提出するのではなく、
一旦、Whyを考えたいのです。
この場合、見積が欲しい「原因」というとピンとこないと思いますが、
見積が欲しい「目的」を考えると、色々と仮説が浮かびませんでしょうか?
・今後の検討のために、予め投資規模を知りたい?
・金額によって、決裁権が変わるのかもしれない?
・他社との比較検討をするために必要なのでは?
・・・等々です。
そうなれば、単純に見積を出すだけでなく、
投資シミュレーションや比較のポイントの補足が必要かもしれませんし、
そもそも「見積書」だけでは足りないかもしれません。
目的のWhyがイメージできれば、顧客の要望を先回りし、
気の利いた対応ができる可能性が高まるのです。
改めて、Whyの2つの方向性を整理してみます。
どちらかに優劣があるわけではありません。
発生したWhatに対して、
一旦立ち止まり、Whyを思考してみてください!
それだけで仕事の質が上がるはずです。
追記)
ちなみに宮本武蔵が、相手を焦らせるため、
あえて巌流島の決闘に遅れて現れたというのは、
史実として確認されているわけではありませんが、
もしかして宮本武蔵なら・・・と思わせてくれる面白さがあります。
この「もしかして、こういう理由では?」という仮説をつくる思考を、
「アブダクション」と言います。
この思考が、結構使えます。
詳しくは、下記も参照ください(タイトルか画像をクリック)





