仕事とは”シカ”を育て手放すこと
ビジネスのセオリーは、差別化です。
如何に他社(他者)ができないことをやれるか?が大きな付加価値です。
差別化に関する詳細は、下記も参考にして下さい。
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組織において、いちビジネスパーソンとしての付加価値を上げる場合も同じです。
経験を積み、スキルを磨き、実力を付け、
自分に”しか”できない仕事をすることができれば、当然ながら重宝されます。
・・・が、そのステージをもう一段上げましょう、という話です。
組織において自分にしかできない仕事とは、
ある種、属人化している状態であるといえます。
替えのきかない存在になることは大切ですが、
替えのきかない存在がいることは、組織にとってはリスクなのです。
営業組織をイメージしてみましょう。
ある優秀な営業パーソンがいたとします。
その人は、自分なりに創意工夫を重ね、
ノウハウを身に付け、バンバン売上利益を上げています。
本人もやりがいを感じ、給料も上がります。
周りからも「流石〇〇さん」という状態です。
では、その人がいなくなってしまったら・・・?
組織としては、大きな損失です。
ここまではイメージもつくと思います。
では、その人がそのまま組織に居続けてくれたとしたら・・・?
実は、これも一種の損失、機会損失です。
その人のスキルが組織に還元され、属人化を乗越えることができていれば、
その組織や他のビジネスパーソンも、更なる成長ができたかもしれません。
この視点を持ちましょう。
まずは、組織において自分にしかできない仕事を創ること。
そこがスタートです。
それができたら、その”しか”を手放すことです。
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自分にしかできなかった仕事を、組織ができるようにしていきましょう。
そして、あらたな自分にしかできないことを見つけ、創っていくのです。
”シカ”を見つけ、育て、手放す。
この仕事の取組み方が組織を発展させ、
本当の意味で付加価値の高いビジネスパーソンに求められる働きです。
簡単では無いかもしれませんが、
そんなプロセスは、あたなに”しか”できないことかもしれません!
属人化しがちなスキルを組織に落し込んでいく為の視点として、下記もご参考下さい。
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追記)
学生時代、遠足で奈良に行った時のことです。
安全の為に、雄シカは角を切り落とされているのですが、
雄シカ同士がそれを忘れ(気づかず)、
角があるていで、エアーで突き合って戦ってる光景を目にしました。
角を失っても、戦う気持ちは失っていませんでしたw
・・・見習いたいものです。。。