“誰かのために”は気をつけろ
・家族のために仕事をする
・社員のために経営をする
・顧客のために営業をする
自分以外の“誰かのために”は、大きなモチベーションになり得ます。
しかし、この“誰かのために”は、使い方を誤ると危険です。
柳内大樹 著『セブン☆スター』という漫画に出てくるあるエピソードです。
主人公の青年は、世界一のベーシストになることが夢です。
しかし、父親が病気になってしまい、
家業の屋形船屋を継ぐかどうか?で揺らぎます。
オヤジのためにも・・・と考えていた矢先、
松田という登場人物にこう言われます。
「オヤジのせいにすんな」
『セブン☆スター』3巻 24話 恋する乙女と野郎たち②より
“誰かのために”が、本当に自分の意思になっているでしょうか。
自分が望む結果を求めて行う行動は、“自分のため”です。
結果、それが“誰かのため”にもなる(なった)だけです。
つまり、「自分のため→誰かのため」でなければいけません。
ここを一致・連動させていないと、
頑張って上手くいかない時に、誰かのせいにしてしまいます。
「〇〇のために頑張っているのに、報われない・・・」
「こんな気分になるのは、〇〇のせいだ・・・」
となってしまっては、ダサいのです。
少なくとも、自分のせいにできるよう、
“誰か”と“自分”は、同期させておく必要がありそうです。
“誰かのために”は尊いですが、
自らが進んで、自らの意思決定で、
「いや“自分のために”やっているだけですよ」
と言えたらちょっと格好いいかもしれませんね。
追記)
休日に子供の鬼ごっこに付き合うのも、
子供を喜ばせたいと思う自分のためです。
翌日以降の激しい筋肉痛を我が子のせいにしないためにも・・・
なかなか難しいですが・・・