コーチングセールス-目的地まで運ぶ仕事-
スポーツ用語としてよく利用される「コーチ」という言葉があります。
ビジネスにおいても「コーチング」という概念が浸透してきていると思います。
この「コーチ」という言葉、語源(由来)をご存じでしょうか?
ハンガリーにあるコチ(Kocs)という町に由来するそうです。
このコチという町が、当時としては画期的なサスペンション付きの四輪馬車を
世界で初めて製造した事で有名で、次第にその評判から「コチ」というだけで、
馬車を意味するようになりました。
19世紀に入り、イギリスのオックスフォード大学で、家庭教師のことを
“対象者を目的地に運ぶ馬車”になぞらえ、コーチと呼ぶようになり、
指導者を指す言葉となったそうです。
つまりコーチの目的とは、
「対象者を目的地まで運ぶこと」であると言えそうです。
営業という仕事は、ある意味で顧客に「教える」ことが求められます。
これは上から目線で偉そうにしろということではなく、
自身(自社)の専門性や知見を活かし、
時には顧客に気づきを与えなければならない、という意味においてです。
「教える」ことが仕事といえば、教師です。
営業は教師?
営業は先生?
あまりしっくりこなかったのですが、解決しました。
営業は、コーチです。
顧客が目的地に辿り着くことを支援する、コーチです。
顧客の目的地とは、どこ(なに)でしょうか。
それは、利益です。
スポーツが勝利を目指すことと同じく、ビジネスは利益を目指します。
営業は、顧客の利益という目的地から逃げてはいけません。
プロとしての覚悟を持って、目的地に辿り着く支援をしていきましょう。
『BE BLUES!~青になれ~』22巻 216節「別れの時・・・」より
営業とはコーチである=コーチングセールスとして、
改めてポイントは纏めてみます。
追記)
因みに「COACH(コーチ)」というブランドがありますが(主にバック)、
そのロゴには、コーチの語源となった「コチの馬車」が描かれています。
これは「大事なものを運ぶ」ときに使って欲しい、
という製品への想いをこのブランド名に込めているのだそうです。
へぇ~。誰かに言いたくなりましたか?
そんな時は、下記トリビアの泉理論をご参考下さい。