プロとして手を挙げられるか
飛行機にて。
「この中にお医者様はいませんか!?」
ドラマなどで、なんとなく既視感がある光景ですが、
実際に遭遇したことが有る方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今後この状況を目にすることは、極端に少なくなりそうです。
航空会社の日本航空や全日空では、それぞれ2016年から日本医師会と協力し、
医師の事前登録制度を開始したそうです。
この制度は、もし機内で急病人が出てしまい、医師の援助が必要となった場合には、
事前に登録してもらっている同乗の医師に救助を依頼できる、というものです。
航空会社からすれば、
緊急事態に相談できる医師を予め把握しておける、というリスクヘッジになります。
機内の医療行為に対しては、
最善を尽くした場合でも後に訴訟になってしまうケースもあるらしいのですが、
本制度では、その費用は全て航空会社が負担し、
医師の(救助に対する)精神的な抵抗感も軽減させることができているようです。
よく考えられた、いいシクミですよね。
この制度のおかげで、今後実際に目にすることは無くなりそうですが、
「この中にお医者様はいませんか!?」
という声に、颯爽と呼応するお医者さんの格好良さは、間違いありません。
何が格好イイかというと、プロとして手を挙げられる、ということです。
ちょっと想像してみて下さい。
「この中に〇〇に詳しい方はいませんか!?」
※〇〇に皆さんの職種・業務が入ると思って下さい
このシチュエーションで(実際には起こりようがないと思いますがw)、
プロとして、自信を持って手を挙げたいのです。
手を挙げたからには、それ相応の責任が発生し、クオリティも求められます。
皆さん自身、皆さんのチームのメンバーは、ここで手が挙げられそうでしょうか?
職種や業務に関わらず、
仕事における成長のカギはプロフェッショナリズムであると考えます。
自分(組織のメンバー)は、プロとして手を挙げられそうか?
自問していかなければならないな、と思った次第です。
仕事におけるプロフェッショナリズムについて、
特に営業においては下記に纏めていますので、こちらもご参考下さい。
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追記)
「この中にお医者様はいませんか!?」
という場面設定での漫才やコントもあった気がします。
数年後には、ジェネレーションギャップを感じるネタになりますかね。。。