ご機嫌でいることを戦略的に選択する
明るく朗らかに、楽しく仕事をしたいものです。
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楽しいことばかりでないことは重々承知していますが、
少なくとも”楽しそうに”仕事をすることは、積極的に採用すべき選択と言えそうです。
非常に腹落ちした指摘がありましたので、紹介します。
テレビプロデューサーである、佐久間宣行氏の書籍『ずるい仕事術』からの引用です。
笑顔でも、大きな声でも、でっかいリアクションでもなんでもいい。
とくかく楽しそうに働く。その姿を、まわりや上司にアピールする。
「やりたい仕事をやると、こんなにご機嫌に働くのか!」
そう思ってもらえると、楽しい仕事を振られたり、任せてもらえるようになる。
楽しそうにすることは、「この仕事がやりたかった」という、まわりへのアピールになるうえに、
チャンスをくれた上司に対して
「この仕事をさせてくれてありがとう」という感謝を伝える意思表示にもなる。
与えられた仕事にたいしてポジティブなフィードバックを返すと、それが良い循環を生む。
「ご機嫌にみせる」メリットは、計り知れないのだ。
逆に、やりたい仕事をやっているはずなのに言い訳ばかりしたり、
いつも不機嫌だったりすると、まわりのテンションは下がる。
次の仕事がなかなか回ってこなくなる。
組織にいるうえで、不機嫌でいるメリットなど一つもないのだ。
20代の下っ端のときも、中堅になってからも、フリーランスになってからも、
楽しそうに働く姿をみせることを大事にしてきた。
人生で関われる人の数なんて知れている。
だったら自分の輝く姿を見せて、楽しく仕事をするほうが、断然トクだと思うのだ。
華やかに見えるテレビの仕事も、裏では大変なことも多く、
思い通りにいかないことだらけだそうです。
それを”楽しそうに働く”というアプローチで、
好循環を創っていくという指摘は、非常に納得しました。
つまり、本当に楽しくて(仕事を楽しめて)それが周りに伝わることがベストですが、
たとえ楽しくない状況だとしても、
”楽しそうに”見せることは、重要な選択なのです。
マトリクスに纏めると、下記の様になります。
タテ軸に自分自身が「ご機嫌」か「不機嫌」か、
ヨコ軸に周り(相手)から見て「ご機嫌」か「不機嫌」か、で整理します。
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自分自身も、周りから見ても、ご機嫌であれば、それは理想的な状態です(右上)。
自分的にはご機嫌なのに、周りから不機嫌と見られているのは勿体ないです(左上)。
ちゃんとそれ(楽しんでいること)が伝わるようにしていきましょう。
自分自身が不機嫌で、周りからも不機嫌で見られることは、仕方ないです。(左下)。
だって、事実がそうなんですから。。。
ですが、ここが踏ん張りどころです。
自分自身は不機嫌でも、周りからご機嫌に見られるように努めましょう。
それが、戦略的です(右下)。
先の佐久間氏の書籍でも指摘にもある通り、僕達は一人で仕事をすることは稀です。
組織や多くの人と関りながら仕事をし、
その中で抜きんでた成果を出そうとするのであれば、
”ご機嫌でいること”は有効な戦略なのです。
人の顔色も大事ですが、自分自身の顔色を窺って仕事をしていきましょう。
追記)
「機嫌」の語源を調べてみました。
「機嫌」は古くは「譏嫌」と書く戒律の名前で、仏教用語だそうです。
当時のお坊さんは、生活をお布施に頼らなければならないので、
世間から嫌われたら生きていけません。
不愉快な思われ方をしないための慎み(譏嫌の戒め)が、
他人の内心や思惑などを指すようになり、
意味が徐々に拡大して、今の「機嫌」となったそうです。
当時のお坊さんも、戦略的にご機嫌を選択していたんですね。
・・・ご機嫌なお坊さんかぁ。。。TPOは大事でしょうね。
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