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努力の継続に必要な2つの〇〇感

常々、悩ましいことがあります。

 

 

 

 

それは、なぜ自分で“やろう”と決めたことが継続できないのか?です。

 

 

ここが頑張り時だろう、とわかってはいるものの・・・。

 

 

皆さんはどうでしょうか。

 

 

程度の差はあれど、同じような悩みがおありではないでしょうか。

 

 

 

継続的な努力を実践する為のアプローチを考えてみます。

 

 


▼Index

1)セールスモデルで考えてみる

2)危機感が足りない?

3)納得感がないと行動はできない

最後に


 


1)セールスモデルで考えてみる


 

 

もしかしたら、皆さんも同じ思いをしたことがあるかもしれません。

 

 

ドラマ化もしました『ミステリと言う勿れ』という漫画に出てくる一節です。

 

以下、出典『ミステリと言う勿れ』第2巻 episode2 【後編】犯人が多すぎる より

 

 

その通り!!

 

 

ロッキー、お前のことだよ!

 

 

 

 

どうやって毎日続けられたかを教えてくれ!

 

 

最初はニワトリ捕まえる練習バカにしてたやん!※

※ロッキー2です、知らない人すみません

 

 

ロッキー的にはエイドリアン(最愛の奥さん)の言葉がカギでしたので、

 

自分にとってのエイドリアンを設定するアプローチもありそうですが、

 

セールス的な観点を応用してみましょう

 

 

 

“継続的に努力すること”を自分自身にセールス(提案)すると思ってみて下さい。

 

 

 

提案の付加価値を上げる為には、基本的には2つのアプローチがあります。

 

 

現状とあるべき姿のギャップが問題であると定義します。

 

 

問題が大きいほど解決時のインパクトが大きいと考えられるので、

 

 

①このままではダメだと強く認識し、現状を押し下げる

 

②問題解決後のあるべき姿を、クリアにイメージさせる

 

 

ことができれば、

 

 

“継続的に努力する”という提案が採用される可能性は高まります。

 

 

それぞれ、具体的に見てみましょう。

 

 

 


2)危機感が足りない?


 

 

→①このままではダメだと強く認識し、現状を押し下げる

 

 

やるべきことをやらずに、Youtubeを眺めている僕に戸愚呂弟がこう言います。

 

 

「今のおまえに足りないものがある・・・危機感だ」

 

出典『幽遊白書』第12巻 act.106 危機感が足りない? より

 

 

100%状態の戸愚呂弟がパーソナルトレーナーならば、

 

(めちゃめちゃ嫌ですが)危機感を持って取組めそうです。

 

 

しかし、現実的には、自分自身でその役割を担わなければなりません。

 

 

 

危機感をマネジメントしましょう。

 

 

 

この危機感とは、現状が維持され続けることによるリスク、です。

 

 

一般的に、モチベートする時には、

 

達成後のハッピーな状態をイメージすることが重要だと言われますが、

 

状況に応じてネガティブなイメージも必要なのです。

 

 

現状を回避する為のモチベーションを上手く使いましょう。

 

 

 

一例として、僕が何とか回避したいと思っている事象があります。

 

 

僕自身が、友情・努力・勝利の少年ジャンプの三大原則に

 

影響を受けた世代だからかもしれませんが、

 

努力することを基本的にはポジティブな行動だと捉えています。

 

 

努力が万能(何でもやればできる)とは思いませんが、

 

人生における重要なファクターであるという認識です。

 

 

自分次第の選択、という意味では、ある種平等性のあるものだと思っていました。

 

 

 

ところが、橘玲氏著『無理ゲー社会』にて紹介されているある研究では、

 

知能だけでなく努力にも遺伝の影響がある、とされています。

 

 

因みに「やる気」の遺伝率が57%、「集中力」が44%で、

 

努力できるかどうか?のおよそ半分は遺伝で決まっている、という内容です。

 

 

“努力する才能”という言葉がありますが、どうやら半分正解のようです。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

個人的には、ショッキングな指摘でした。

 

 

僕が“継続的な努力ができない”ということを証明してしまうことは、

 

僕の遺伝子の影響を受ける子孫に申し訳ないです。

 

 

 

なんとか回避したいのです。

 

 

 

度々このことを思い出し、自分の危機感を煽っています。

 

 

 

これはあくまでも一例ですが、

 

自分の危機感を醸成できるようなストーリーを持っておくことは、お薦めできます。

 

 

 

このままではダメだ、嫌だ、というネガティブな感情も使い方次第です。

 

 

危機感をマネジメントし、自分自身への提案に活かしましょう。

 

 

 


3)納得しないと行動はできない


 

→②問題解決後のあるべき姿を、クリアにイメージさせる

 

 

継続的な努力をしようと思うということは、

 

当然ながらその努力によって得たいモノ(状態)があるはずです。

 

 

ですので、あるべき姿はイメージできています。

 

 

クリアにすべきは、あるべき姿にたどり着くまでの工程、道筋、ストーリーです。

 

 

 

そして重要なのは、そのストーリーに、納得感があるかどうか、です。

 

 

 

例を挙げます。

 

 

以下、入山章栄著『世界標準の経営理論』からの抜粋です。

 


 

ある時、ハンガリー軍の偵察部隊がアルプス山脈の雪山で、猛吹雪に見舞われ遭難した。

 

彼らは吹雪の中でなす術なく、テントの中で死の恐怖におののいていた。

 

その時偶然にも、隊員の一人がポケットから地図を見つけた。

 

彼らは地図を見て落ち着きを取り戻し、「これで帰れるはずだ」と下山を決意する。

 

彼らはテントを飛び出し、猛吹雪の中、地図を手におおまかの方向を見極めながら進んだ。

 

そしてついに、無事に雪山を下りることに成功したのだ。

 

しかし、そこで戻ってきた隊員が握りしめていた地図を取り上げた上官は、驚いた。

 

彼らの見ていた地図はアルプス山脈の地図ではなく、ピレネー山脈の地図だったのである。

 


 

 

 

この話は実話なのですが、客観的に見るとおよそ不可能だと思われます。

 

 

だって、そもそも地図が違うんですから。

 

 

同書で指摘されているのは、勘違いだったとしても

 

「これで下山できるし、命が助かる」というストーリーに納得し、

 

行動を起こせたことがポイントだということです。

 

 

一旦下山を始めたことで、

 

吹雪の中でも山の傾斜や風向きなどの環境についての新しい情報を感知し、

 

ルートを修正しつつ下山に成功したそうです。

 

 

このまま遭難してしまう・・・という危機感もあったと思います。

 

 

ですが、それだけでは行動できませんでした。

 

 

「まずはここを離れて、途中で軌道修正しながら下山しよう」

 

と提案しても難しかったのではないでしょうか。

 

 

 

納得感が足りないからです。

 

 

 

「あれこれ考えずに、やれ!」

 

と言って(思って)できる人も、確かにいると思いますが、難しいです。

 

 

「つべこべ言わずに、買って下さい!」

 

と顧客に提案しないのと同じで、自分自身への提案にも納得感を持たせましょう。

 

 

 

一歩を踏み出し、歩き続ける為の地図(ストーリー)はありますか?

 

 

 

 

とりあえずやってみる!ということが大事ですが、

 

とりあえずやってみよう!と踏み出せるだけの納得感は絶対に必要です。

 

 

その為に必要な準備や思案は、疎かにしない方が良さそうです。

 

 

 


最後に


 

 

努力の継続、習慣化のノウハウは様々なモノがあります。

 

 

定期的に書籍も出版され続けている分野なので、

 

それだけ悩んでいる人も多いのだと思います。

 

※僕も漏れなくそのうちの一人ですが

 

 

 

“継続的に努力する”という選択が採用されるように、

 

自分自身にセールス(提案)してみる、という観点で纏めてみました。

 

 

 

必要なのは、危機感と納得感です。

 

 

 

相手(=自分自身)は結構難敵ですが、攻略にトライしましょう。

 

 

出典『宇宙兄弟』第11巻 ♯107 本気の失敗 より

 

 

追記)

 

継続は力なり、という言葉がありますが、

 

具体的にどれくらい力になるのか?を調べたことがありますので

 

下記よりご確認下さい(タイトルをクリック)。

 

【“継続は力なり”を改めて考えてみる】

 

努力を継続する為の納得感の醸成に一役買えれば嬉しいのですが・・・

 

 

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