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将来なりたい職業は聞かない

子供の頃、将来なりたい職業は何でしたか?

 

 

 

 

 

日本FP協会が実際している作文コンクールの応募作品を母数に、

 

小学生の「将来なりたい職業」がランキングで纏められています。

 

 

 

 

ユーチューバーやプロゲーマーのトップ10入りに時代を感じます。

 

 

 

「将来なりたい職業は何?」は、

 

子供の頃に聞かれる(考えさせられる)定番の質問だと思いますが、

 

この問いの設定に否定的な見解があります。

 

 


 

以下、アダム・グランド著『THINK AGAIN』より引用、一部加筆修正

 

 

アメリカ合衆国の元大統領 バラク・オバマ氏の言葉です。

 

 

 

大きくなったら何になる?

 

これは大人が子供に問いかける中でも、最も無益な質問だ。

 

大人になったら何になる?

 

まるで、成長することには限りがあるかのように聞こえる。

 

まるで、何かになることが最終目的だと言っているようだ。

 

 


 

 

 

つまり、職業とはそれ自体が目的ではなく、自分の夢を実現する為の手段です。

 

 

将来どうなりたいか?どうありたいか?という目的に対して、

 

職業という選択肢を唯一固定にする必要は無い、ということでしょうか。

 

 

確かに目的を達成する為のアプローチは様々ありますし、

 

理想の職業は、まだ世の中に存在していないかもしれません。

 

 

 

大切なのは、職業をゴールにすることではなく、

 

自分のありたい姿(夢)を実現する為の手段の一つとして認識し、

 

時に軌道修正していく力を養うことかもしれません。

 

 

 

営業においても同じです。

 

 

 

商品・製品・サービスは、顧客の目的を達成する為の手段です。

 

 

ついつい商品を売ること(買ってもらうこと)にフォーカスしていくと、

 

視野が狭くなります。

 

 

目的を達成する為の選択肢としてベストか?

 

他の方法、手段、選択肢はないか?

 

 

たとえ顧客から「これが欲しい」と言われても、

 

少し立ち止まり、一歩引いて、取り得る選択肢を考えることを意識しましょう。

 

 

 

因みに先の「将来なりたい職業」ランキングですが、

 

夢をかなえる作文コンクールでの応募作品が母数なので、

 

そもそも明確にやりたい仕事をイメージできている子供たちが対象と思われます。

 

 

 

実際は、少し違うのではないでしょうか?

 

 

 

将来像ややりたいことが朧げな子供達が多数派かもしれません。

 

 

どうなりたいか?どうありたいか?は、

 

人に強制されるものではありませんが、

 

それを考えようとした時には、一緒に悩み、

 

時に選択肢をアドバイスできるような存在になりたいものです。

 

 

 

この点も営業と一緒です。

 

 

 

追記)

 

一緒に思考し、悩むプロセスの重要性については下記よりご参考下さい。

 

▼【顧客と一緒に思考する意味-SPINの活用-】

 

 

SPINも子育てに活用できるでしょうか。

 

 

トライしてみます。

 

 

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