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肩入れすることから相棒になる

江戸時代の主要な交通機関とされていた、駕籠(かご)。

 

 

 

 

時代劇でよくみる駕籠(時代劇くらいでしかみませんが)は、

 

偉い人が乗るイメージですが、平民も日常的に利用していたそうです。

 

 

現代のタクシーみたいな感覚でしょうか。

 

 

 

ちょっと想像してみてください。

 

 

 

駕籠が重くて、運ぶのに苦労しています・・・

 

あなたは、手伝ってあげよう、と思いました。

 

 

どうやって手伝いますか?

 

 

棒の下に肩を入れて、一緒に持ち上げ(持ち運び)ますよね。

 

 

 

これが“肩入れ”の語源だそうです。

 

 

 

ここで少し、顧客との関係性について考えてみましょう。

 

 

皆さん、顧客に“肩入れ”できていますか?

 

 

 

漫画『すこしだけ生き返る』に出てくる、あるエピソードです

 


以下出典『すこしだけ生き返る』 第二話 仕事のポリシー より

 

 

弁護士の主人公は、シンパシーを感じた依頼者に親身に対応します。

 

問題解決したにも拘らず、浮かない顔の主人公に、女性スタッフが尋ねます。

 

 

全ての依頼人に平等に向き合うことをポリシーとしている主人公は、

 

個人的にシンパシーを感じだことで肩入れしてしまった、と後悔します。

 

これでは、他の依頼人に悪い、と。

 

すると、女性スタッフは尋ねます。

 

 

 

依頼人全員に肩入れするのはダメですか?と。

 

 


 

 

主人公同様に、僕もハッとしました。

 

 

仕事をするうえで、

 

時には、頂いている対価以上の要望・要求が発生することはあります。

 

 

若しくは、皆さんの判断で、

 

特別に頑張ってしまうこともあるかもしれません。

 

 

確かにそれを容認してしまうと、

 

他のお客様に悪いなぁと感じてしまいます。

 

 

が、ここでちょっと発想を変えましょう。

 

 

力をセーブするのではなく、ここが踏ん張り時です。

 

 

提供している仕事のレベルを上げられませんか?

 

今回の特別な頑張りを、通常モードにできませんか?

 

“当たり前”の基準をアップデートできませんか?

 

 

 

特別な対応をしてしまった、頑張りすぎた、という経験が

 

これまでも皆さんの仕事のレベルを上げてきたきっかけだったはずです。

 

 

 

ちょっと負荷が高いぞ・・・と思ったその仕事(顧客)。

 

 

 

改めて、肩入れしてみてはどうでしょうか。

 

 

成長の機会として捉えらえるかもしれません。

 

 

 

因みに、駕籠を担ぐときの棒が、“相棒”の語源らしいです。

 

 

がっつり肩入れし、顧客の相棒となれるような仕事をしていきましょう。

 

 

 

相棒となる為のスキルとして3C+2Cのフレームワークがお薦めです。

 

こちらもご参考下さい(タイトルか画像をクリック)

 

▼営業の向き不向きと向く方向-3C+2C-

 

 

追記)

 

駕籠の目的も「対象者を目的地まで運ぶこと」ですが、

 

ヨーロッパではそれが「馬車」でした。

 

ここから派生して、

 

スポーツやビジネスで一般的に使われるある言葉が生まれました。

 

詳しくは下記をご確認下さい。(タイトルか画像をクリック)

 

▼〇〇〇とは、目的地まで運ぶ仕事

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