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捕食者視察に比べたら-情報収集で差別化-

戦略において情報が重要であることは言わずもがなです。

 

 

 

 

そして、有益な情報は待っているだけで得られるモノではなく、

 

何かしらのリスクを冒して(工数をかけて)獲得するモノであるということは、

 

ビジネスだけでなく生存戦略でも同様なようです。

 

 

 

熱帯魚として人気のグッピー。

 

 

 

 

 

 

プレデター・インスペクション(捕食者視察)と呼ばれる行動が非常に興味深いです。

 

 

 

以下、書籍『「動物行動学入門」 動物のひみつ』(アシュリー・ウォード著)より引用・加筆修正

 


 

捕食者の存在を察知した時、魚たちは信じがたい行動を取る。

 

少数の集団が群れから離れて、捕食者に近づいて行く。

 

これは「プレデター・インスペクション(捕食者視察)」と呼ばれる行動だ。

 

このような行動を取るのは、その捕食者がどの程度の脅威になり得るかを知るためだ。

 

偵察に行った魚たちは、その捕食者が空腹か、

 

また直近に食べたのはどういう獲物か、といった情報を収集する。

 

注意深く観察すれば、それを知るための手がかりは得られる。

 

空腹かどうかは態度でわかるし、食べた獲物の種類はにおいでわかる。

 

最も良くないのは、捕食者が空腹で、直近に食べたのが自分たちと同種の魚だとわかった場合だ。

 

その場合は警戒を強めなくてはならないが、捕食者が満腹だとわかれば、さほど警戒の必要はなくなる。

 

偵察隊は、収集した情報を持って群れに戻る。

 

得られたのが良い情報ならば、通常の行動ができる。

 

食事をすることも求愛をすることも自由である。

 


 

 

 

・・・情報収集も命懸けです。。。

 

 

 

ビジネスシーンにおいて、ここまでのリスクを背負って情報収集することはありませんが、

 

この姿勢は見習わなければなりません。

 

 

 

業界動向、顧客ニーズ、競合他社・・・・

 

 

 

情報収集が必要なのは、それがあることによって意思決定の質が変わるからです。

 

 

 

どのような情報があれば、組織的な意思決定に貢献できるか?

 

 

 

改めてそこを意識して、日々のアクションを見直したいモノです。

 

 

 

では、偵察に行くグッピー達も純粋に組織の利益の為だけに行動しているか?

 

というと、どうやら少し違うようで。。。

 

 

 


 

危険も顧みず捕食者の偵察に行って帰って来た雄のグッピーは、

 

雌にとってより魅力的になるようで、求愛を受け入れてもらえる確率が高い。

 

通常、雌のグッピーは、身体の色、模様を見て相手になる雄を決める。

 

地味な雄にとっては、偵察は大きなチャンスである。

 

危険を冒して偵察に行けば、雌の目を自分に向けられるかもしれない。

 

少なくとも派手だけれども臆病な雄よりもモテるようになる可能性がある。

 


 

 

 

・・・なるほど、それなりのメリットがあるんですね。

 

 

 

つまり、有益な情報を収集して来れるのであれば、

 

組織内におけるプレゼンス(存在感)を高めることに繋がる、ということです。

 

 

 

組織において抜きん出た存在になろうと思うのであれば、

 

そういった側面からも”情報収集”は活用できるのではないでしょうか?

 

 

情報収集は、組織内での差別化にも有効なようです。

 

 

 

最後に、情報収集のコツです。

 

 

 

グッピー達と決定的に違うことは、

 

情報収集する相手に食われることはない(敵ではない)ということです。

 

 

 

特に営業の場合は、(見込)顧客相手だと考えると・・・・

 

 

 

下記のように発想してみて下さい(タイトルか画像をクリック)

 

▼好意形成ループ-ザイアンス効果を活用する為に-

 

 

 

追記)

 

僕がグッピーの存在を知ったのは、

 

アニメちびまる子ちゃんの「まる子 熱帯魚を飼う のまき」から、です。

 

 

 

 

わかる人いますかね・・・、ザリガニ天国。

 

子供心に、かなり衝撃的な内容(オチ)でした。。。

 

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