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戦略的に安売り・安請合いをしてみる

皆さんも日々の仕事において、

 

「安売りしない」「安請合いしない」ということは十分に注意されていることと思います。

 

 

 

 

 

 

プロとして重要な姿勢であることは、間違いありません。

 

 

 

教育改革実業家としても有名な、藤原和博さんをご存知でしょうか。

 

 

 

 

リクルート出身で、杉並区立和田中学校にて東京都初の義務教育の民間校長を務めるなど、

 

非常にユニークなキャリアをお持ちです。

 

 

複数の分野でキャリアを積み、それを掛け合わせることで市場において希少性を高める、

 

という仕事論をお持ちなのですが、非常に参考になります。

 

※書籍も多数あり面白いので、興味あれば是非読まれてみてください

 

 

 

その藤原氏が、キャリアを広げる際のアプローチとして、下記のような指摘をしています。

 

 

 

以下、書籍『どう生きる?-人生戦略としての「場所取り」の教科書』(藤原和博著)より引用


 

思い切って自分を安売りする勇気を持ちましょう。

 

安売りしなければならないということは、

 

それだけ今の自分に有利な場から離れたところ(これまでのスキルが活かせないところ)に転じること。

 

つまりは、思い切った選択となり、キャリアの掛け算のサプライズが実現できる場合が多いと思います。

 

逆に、自分を高く売ろとすると希少性が失われやすい。

 

なぜなら、それは誰でも選択することだからです。

 

希少性を高めるチャンスを掴むには、「安売り」が功を奏するというわけです

 

やりたい仕事、経験したいことは、自分を安売りして取りに行く。

 

無償でも駆けつける。

 

やりたい仕事や覚えたいスキルであれば、むしろお金を払ってでも参加する。

 

これが未知のスキルを身につける近道になります。

 

初体験は、お金の多寡に勝るのです。

 


 

 

 

つまり、安売り・安請合いを常態化したいわけではなく、

 

時には戦略的に選択してみては?ということだと思います。

 

 

 

この考え方を、もう少し身近な日々の仕事に置き換えてみます。

 

 

 

自身があまり手掛けていない業界・分野の案件が発生したとします。

 

 

 

勝手がわからないことも多いので、色々調べないといけない。

 

 

先輩や上司、関連部門にも相談しないといけない。

 

 

面倒くさいなぁ、対応したくないなぁ、、、となっていませんでしょうか?

 

 

 

これを仕事(キャリア)の幅を広げるチャンスと捉えましょう。

 

 

 

短期的にみると、必要以上に工数・労力がかかる仕事です。

 

 

安請合いしない方がいいかもしれません。

 

 

しかし、中長期的に見れば、どうでしょうか?

 

 

 

次に同じ機会が発生した際には、効率的に対応できるようになるはずです。

 

 

この時にかけた”負荷”が後々自力となり、活きてくるのです。

 

 

 

逆に、この業界・分野の案件も対応できる、ということが、

 

社内やお客様に対しても差別化の要素になるのではないでしょうか。

 

 

「若い時の苦労は買ってでもしろ」ではありませんが、

 

短期的な仕事の生産性だけでなく、中長期的な自身のキャリアを考えて、

 

成長の機会は「安売り」「安請合い」してでも経験してみてはどうでしょうか?

 

 

勿論、戦略的な選択として。

 

 

 

追記)

 

キャリア形成もなかなか自分の思い通りにはいかないわけですが、

 

それらの経験は、案外いろいろなところで繋がっていくようです・・・

 

 

以下もご参考ください(タイトルか画像をクリック)

 

▼知識の幅とそれを繋げるスキルまわり道の可能性

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