指導者(コーチ)の役割から逆算する
タレントの石橋貴明氏のGATE7というラジオ番組で触れられていた話です。
スポーツする子供にとっての指導者(コーチ)に関しての話なのですが、
広くコミュニケーションや仕事論としても捉えてみて下さい。
以下、2024年3月10日放送『GATE7』内より引用
やっぱり(スポーツの)指導者って大事だよね。
特に子供の時って、一発で好きになっちゃうけど、一発で嫌いになっちゃうこともあるから。
ドイツかなぁ・・・どこかの国の有名なコーチが、
「指導する時に、何を一番大事に思っていますか?」って質問に対して、
「練習終わりに、毎日子供を笑顔で帰らせることだ」って。
これを指導の最も重要なポイントにしている、って。
笑顔で帰っていくってことは、次の日も絶対楽しく練習に来るのよ。
そうやって子供は上達していくんだ、って。
深いなぁ・・・って思って。
・・・なるほど。
思わず、膝以外も叩きたくなるほど納得しました。
色々調べてみると、JFA(日本サッカー協会)のWEBサイトに、
<指導者(コーチ)の役割>というページがありました。
そこには、以下のように記載されています。
以下、JFAのサイトより引用・抜粋
指導者にとって最も大切な役割は何でしょうか。
それは一生懸命プレーする選手や子どもたちが楽しくプレーできるようにサポートすることです。
楽しくプレーすることは、上達にもつながりますし、困難を乗り越えることにもつながります。
一生楽しくプレーを続けることができれば、人生を豊かにすることにもつながります。
そうしたサポートをするためにも、指導者自身が指導を楽しむことも大切です。
楽しみながら生涯にわたって指導を続け、
全ての選手や子どもたちが笑顔でプレーできる環境づくりを行うことが、
指導者の最も大切な役割です。
楽しませる、というアプローチが日本サッカー界にとってもオフィシャルな見解のようです。
率直に、めちゃめちゃ良いと思います。
これに倣い、企業における職場やチームでも
従業員や部下に笑顔で、楽しんで仕事をしてもらうよう指導しましょう!
・・・なんてことを言いたいわけではありません。
ビジネスにおいては報酬が発生している以上、
雇用関係でもお互いにプロフェッショナルなはずです。
勿論、楽しい職場づくり・環境づくりに、
経営者や管理職が率先して取組むことは間違いなく必要です。
が、同じ意識を働くひとりひとりが持たなければなりません。
組織が”楽しませること”を重要視しているのであれば、
その構成員は逆算して”楽しむこと”を選択するべきなのです。
少なくとも、仕事を楽しもうとすることです。
笑顔にしてもらおう、と受け身でいるのではなく、
仕事終わりに笑顔で帰れるように自らが創意工夫をすることが重要です。
自分自身を楽しませる、というスキルを
プロフェッショナルとして求めていきましょう。
その為のいくつかのアプローチをピックアップしてみましたので、
詳しくは以下も参考にして下さい(タイトルか画像をクリック)
仕事とは、自分のやりたい(好きな)ことだけをすれば良いわけでは
ありませんが、楽しもうと思うなら重要な要素であるはずです。
そんな時は、リスのどんぐり理論で考えてみて下さい。
好きなことを仕事にするべき、という指摘を皆さんはどう思われますか?
それは理想論だ、という指摘に同意しますが、実は戦略的に考えると・・・
楽しいことばかりではない仕事ですが、
少なくとも”楽しそうに”仕事をするということは、とるべき戦略です。
追記)
このコーチというポジショニングは、
組織内よりも対顧客でイメージして頂く方が有効だと思っています。
詳しくは、以下もご参考下さい(タイトルか画像をクリック)