誰も座らない椅子のある会議
皆さん、会議は好きですか?
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巷に溢れる、会議のやり方や生産性を指摘する書籍等を見る限り、
多くの組織で「課題」であることは、間違いなさそうです。
先の質問、会議は好きか?について、
大好きです!という人は稀だと思いますが、
別に嫌いではない、という人も一定数いるのではないかと思います。
僕もどちらかというと、そんな感じです。
その人達は、恐らく「会議で発言する人」だと思われます。
ある研究(※)によれば、
会議(ミーティング)への参加・貢献度と満足度は正比例するそうです。
※書籍『SUPER MTG』スティーブン・G・ロゲルパーク著に記載
つまり、会議でたくさん発言している人は、
会議そのものに対してもネガティブな評価をしていない、ということです。
アジェンダの準備や時間配分、参加人数や場の雰囲気づくり等、会議の工夫は様々ですが、
基本的には参加者の参画意識(より発言を促す)を如何にして高めるか?に集約されそうです。
参加者がポジティブに、活発に議論できる会議は、
当然ながら良いアイデアや意思決定に繋がる可能性が高まります。
参加者の満足度を高めていくアプローチは有効そうです。
しかし、参加者の満足が会議の目的ではありません。
各自が好きなことを言うにも、ブラしてはいけない軸があります。
目的を見失わない為にも有効な、面白い取組を聞きました。
Amazonの会議には、”誰も座らない椅子”があるそうです。
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さて、なぜでしょうか?
以下、書籍『SUPER MTG』スティーブン・G・ロゲルパーク著より抜粋、一部加筆修正
アマゾンはミーティングで「誰も座っていない椅子」を置く。
アマゾンにとっての空っぽの椅子は、「アマゾンでモノを買っている顧客たち」を象徴している。
ミーティングの場にはいないかもしれないが、
それでも重要な存在であるということを出席者に思い出させる役割をしているのだ。
つまり、空っぽの椅子の存在は、その場にいない人の視点も考慮するきっかけになるということだ。
誰も座っていない椅子が、顧客の象徴なのです。
様々な会議も突き詰めれば、顧客価値のために行われています。
顧客視点は、内的な会議の場でこそ、活かされるべきなのかもしれません。
顧客視点については、下記もご参考ください。
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・・・椅子、一脚増やしますか?
追記)
会議の時間は、いつからデフォルト1時間になったのでしょうか?
移動や休み時間の関係だと思いますが、学生時代は、45分・50分授業でしたよね。
この辺りの時間の設定は、パーキンソンの法則が使えるはずです。
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