セルフマネジメントの二人三脚理論
「年々、厳しい指導ができなくなっている・・・」
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甲子園に出場するような名門校の監督も、そう嘆くそうです。
そんな中、イチロー氏は、指導する高校生に対して
”指導者が厳しくできないから、自分で自分に厳しくしないと進めない”
というアドバイスを送ったそうです。
〜『Sports Graphic Number 1092号』より
自分を律する力、自分自身をマネジメントする力が求められるのは、
ビジネスシーンでも言わずもがなです。
セルフマネジメント・・・、言うは易しですが。。。
因みに、ビジネスシーンにおけるマネジメントの一般的な意味は「管理」です。
しかし、英語の「manage」が本来意味するところは少し異なるようです。
使用例)
I can manage by myself.
(=自分でなんとかできそうです)
つまり、「どうにかこうにか何とかする」こと、という感じでしょうか。
管理よりも未来志向で、
仕事に関わる諸々を最適化(いい感じに)することである
と考えてみて下さい。
そう考えると、セルフマネジメントが少し身近に感じませんでしょうか?
更に、自分の中の別人格を働かせるといいかもしれません。
フレンチの巨匠、斉須正雄氏は下記のように指摘します。
以下、書籍『調理場という戦場』(斉須正雄 著)より引用抜粋
「この人はすばらしいのではないだろうか」
そう感じられる人なのに、うまくいかなくなってしまうという例は何人か見ました。
若い頃の才能だけで押し切れることは、少ないのではないかと思います。
才能はプレイヤーから湧き出てくるものですが、
生き方はトレーナーから影響をうけるものが多いでしょう。
プレイヤーとしての意見とトレーナーからの意見のふたつの大きなブレが、
経験というフィルターを通して融合する・・・
そうして生まれるものが、ほんとうの才能だとぼくは考えています。
プレイヤーでありトレーナーも宿した人が夢に至るんです。
人はプレイヤーの才能だけでは、なかなか大成しない、と。
それを活かし、マネジメントするトレーナーの力が必要である、と。
ただ、そのトレーナーの要素を外部に頼るだけでなく、
自分の中に宿せている人が成果を出す、という風に理解しました。
これもセルフマネジメントのひとつです。
自分を律する厳しいマネージャーを想定してもいいですし、
寄り添い、支援してくれるトレーナーのイメージでもいいのかもしれません。
要は、実行する自分とそれをマネジメントする自分の二人三脚です。
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自分の仕事を最適化(いい感じに)するのは、
まずは自分自身であるということは間違い無いようで。
セルフマネジメントに、創意工夫していきましょう。
と言いつつ、管理職の皆様!
マネジメントを放棄して良いわけではないのも、また事実w
追記)
セルフマネジメントにおいて、
”もう一人の自分”というイメージが利用できるとお伝えしましたが、
同じく”未来の自分”も大いに活用したいところです。
下記より、ご確認ください。(タイトルか画像をクリック)
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