花の色を決めるのは遺伝子と・・・
青い薔薇は、もともと自然界には存在していなかったそうです。
昔から、交配や品種改良をしても難しかったようですが、
バイオテクノロジーの進化に伴い、2004年頃に遂に誕生したそうです。
遺伝子にアプローチすることで花の色もコントロールできるんですね。
そんなことに感心していたら、色の決定方法が面白い花がありました。
紫陽花(あじさい)です。
紫陽花の色の変化は、
花に含まれている色素と土壌の酸性度(PH度)の反応によって起きるそうです。
つまり、遺伝子的には同じ紫陽花でも、
育つ環境(土壌)によっては青系にもなれば、赤系にもなります。
また、その環境もある程度コントロールが効きます。
硫酸アルミニウムや石灰を土壌に混ぜ込むことで、
土壌の酸性度(PH度)が変化し、意図する色に変えていけるそうです。
この現象は、非常に興味深くないでしょうか。
勿論、遺伝子である程度決まっている部分はあるものの、育つ環境によって変化がある。
また、その育つ環境も絶対ではなくコントロールが効く部分もある。
これらの点は、ビジネスシーンに関わらず、
人材の成長や育成に大いに通じる部分があります。
僕たちは、今更、遺伝子レベルにアプローチは難しそうです。
であれば、
どのような環境を選ぶか?
その環境に手を加えることができないか?
と思考することは、
成長する(色を変える)ための一つのアプローチだと思います。
そんな観点から、是非下記もご参考ください(タイトルか画像をクリック)
なかなかコントロールできない環境もありますよね。
例えば、出生順位なども。ただ、これが性格に影響するかどうかというと・・・
追記)
僕が青い薔薇の存在を知ったのは、
学生時代に読んだ『ARMS(アームズ)』という漫画です。
確か、不可能ではあるものの、希望・可能性の象徴として描かれていたような・・・。
漫画で得た知識も、テクノロジーの進化に伴いアップデートが必要ですね。
因みに、青い薔薇が現実になったことで花言葉が変わったそうです。
以前は「不可能」「存在しない」だったのが、
「奇跡」「夢なかう」という花言葉になったそうです。
そもそも青い薔薇が存在していない時から
花言葉をつけてしまっている矛盾には、目を瞑りましょう。