3人のレンガ職人の現場監督
有名な例え話なので、ご存知の方が殆どだと思いますが。。。
3人のレンガ職人の話です。
ある旅人が建築現場でレンガを積む3人の職人に
「何をしているのか?」と尋ねると、それそれが答えた。
1人目「積めと言われたレンガを積んでいる」
2人目「家族を養うためレンガを積んでいる」
3人目「歴史に残る立派な大聖堂を造っている」
仕事(作業)は同じでも、その捉え方次第で・・・という話です。
自分自身の仕事への取組む姿勢とその成果からも、
目的意識の大切さを実感・共感される方は多いのではないでしょうか。
捻くれ者の僕は、この話にある疑問が湧いてきます。
現場監督的な人は、なんと説明してこの仕事を始めさせたんだろう?と。
「日給○○あげるから、レンガ積んどけよ」
としか言っていないのであれば、2人は悪くありません。
3人目のカンが良すぎるのですw
しっかりと目的と意義(大聖堂の建築によって・・・)を伝えていたのであれば、
残念ながら現場には腹落ちさせられていなかった、ということです。
「ちゃんと説明しましたよ!」という弁明も聞こえてきそうですが、
いずれにせよ、マネジメント不足・マネジャーの責任です。
皆さんも(勿論僕自身も)、仕事の大切さは重々承知の上だと思いますので、
レンガ職人目線では大丈夫でしょう。
では、それをマネジメントする立場の目線としてはどうでしょうか?
2人のレンガ職人の姿勢を嘆いていても成果は出ません。
如何に全員(より大多数)が、正しい目的意識を持って仕事ができるか?を
考えるための話だと捉えてみて下さい。
目的を現場に腹落ちさせる、というミッションを今一度考えたいところです。
課題は既に積み上がっているようですね。。。
追記)
今のところ唯一の海外旅行が、新婚旅行で行ったイタリアなのですが、
そこで中世の建造物を見たときにカルチャーショックを受けました。。。
どこかで宗教というものを、
”民衆を統治するための手段”と捉えていたのですが、
「やらされた仕事で、あんな凄いものは造れないだろう」
と思ってしまいました。
なんの根拠もありませんが、楽しく、ノリ良く、勢いよく、
前向きにやった仕事の結果なんだろう、と感じました。
現場を見たわけではないですが、大いに見習いたいものです。
組織を動かすには、理念や目的(パーパス)の浸透が大前提ではありますが、
最終的には個人と同じく2つ○○感ではないでしょうか?
詳しくは下記もご参考下さい(タイトルか画像をクリック)