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あなたの仕事の鍋はどこにある

幸運の女神とは、どのような姿をしているのでしょうか?

 

 

 

諸説あるそうですが、由来となっているのは、

 

ギリシア神話における都市の財産と繁栄、そしてその運命を司った、

 

テュケーという女神らしいです。

 

 

 

 

 

 

お目に掛かって、是非微笑みかけて頂きたいものです。

 

 

 

幸運の女神とは”鍋”である、という説があります。

 

 

 

 

 

 

日本のフランス料理界の巨匠、

 

三國清三氏の自叙伝『三流シェフ』にて紹介されているエピソードです。

 

 

 

 

 

 

三國氏は、半農半漁の実家に生まれ、料理界にコネがあったわけではありません。

 

 

それが、名だたるホテルや料理店での修行を経てステップアップしていくのですが、

 

そのきっかけが”鍋”だったそうです。

 

 

著名なレストランに押しかけ働かせてくれ、と言ってもすんなり雇ってはくれません。

 

 

そこで、洗い場に溜まっている鍋を勝手に洗うそうです。

 

 

それをくり返していくうちに、「お前なかなかやるな」となって・・・という、

 

エピソードが紹介されています。

 

 

 

宛らドラマのようで、この本自体がめちゃ面白いのでオススメです。

 

 

 

鍋を幸運の女神と捉えた仕事観について、下記のように書かれています。

 

 

 

以下、書籍『三流シェフ』(著:三國清三)より引用抜粋、一部加筆修正


 

鍋はぼくの幸運の女神だ。

 

おしかける、洗い物をする、休日も働く。

 

子どもの頃から、同じようなことを繰り返している。

 

おしかけたり、鍋洗ったり、休みに働いたのは、好きでやったわけじゃない。

 

自分にやれることが他になったから。

 

鍋洗いが許されたのは、誰もやりたがらない仕事だからだ。

 

苦労する覚悟さえあれば、どこかに居場所は見つかる。

 

見つけた場所で、一所懸命にやれば道は開ける。

 

ほんとに開けるとは限らないけど。

 

自分にそれしかやれることがないなら、楽観的にやり続けるしかないと思っている。

 

みんながやりたくないことを、機嫌良くやることだ。

 

苦しそうにやっていたら、周りだっていい気持ちはしない。

 

人は人の苦労をそれほど評価しない。

 

だけど誰もがやりたがらない仕事を楽しげにやってる人間がいたら、

 

「なんだ、おかしなやつだ」っていう人もいるだけろうけど、少なくとも嫌われはしない。

 

誰もがやりたくない仕事をやってくれているわけだから。

 

もしもなにかやりたいことがあって、どうしてもそれができなかったら

 

その世界の鍋を探してみることだ

 

なんの保証もできないけど、もしかしたら何かのとっかかりは掴めるかもしれない。

 


 

 

 

・・・流石に言うことが格好いいです。

 

 

 

他の人が嫌な仕事で、自分は好きという仕事があれば、それはラッキーです。

 

 

 

大いに強みになる可能性があるので活かすべきです。

 

 

 

ただ、地味な仕事や雑用は、他の人同様、大抵は自分もやりたいわけではないのです。

 

 

 

だからこそ、そこに勝機があると。

 

 

 

そしてポイントは、それを”楽しげ”にやることである、と。

 

 

 

見習わせて頂きましょう。

 

 

 

さて、皆さんのビジネスの”鍋”は何でしょうか?

 

 

 

その鍋を幸運の女神にできるかどうかは、自分次第のようです・・・

 

 

 

追記)

 

この教訓のポイントは、鍋洗いという仕事が相手のニーズに合致していることです。

 

時折、苦労して一所懸命取り組んだとしてもイマイチ評価されない(結果に繋がらない)のは、

 

それ(行動)が相手のニーズとズレている可能性が高いです。。。

 

 

瘤とり爺さん理論をご参考ください(タイトルか画像をクリック)

 

▼瘤とり爺さん理論-営業プロセス管理の落とし穴-

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