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好奇心と知識の関係-なんで勉強しないといけないの?-

 

「なんで勉強しないといけないの?」

 

 

小学校低学年の息子がいるのですが、

 

近く、この問いについて議論しなければならない場面が来ると想定しています。

 

 

様々な回答、切り口があると思いますが、

 

現時点で僕が好きな(共感・納得している)アプローチが

 

 

“好奇心を持つ為には、一定の知識が必要だから“

 

 

という理由です。

 

 

 

以下、書籍『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』

からの引用を含みます。この本も面白いのでオススメです。

 

 

この本の中に「情報の空白理論」というものが出てきます。

 

ざっと要約すると、

 


 

私たちは、新しい情報からくる刺激によって、

 

無知を自覚させられたときに好奇心が生まれ、さらに知りたいという欲求に発展する。

 

また、ある事柄について何かしらの知識を得ると、

 

自分が知らないことがあると気づいて落ち着かなくなり、その空白を埋めたくなる。

 


 

ということらしいです。

 

なんとなく言わんとしていることはわかると思います。

 

 

面白いと思ったのが、

 

この好奇心を刺激するには「少しだけ知っていること」が重要だ、

 

という指摘です。

 


 

一般的に、好奇心は何も知らない事柄に対して湧き起こる心理であるかのように誤解され、

 

少しだけ知識がある状態が好奇心に与える影響は見過ごされることが多い。

 

 

実際には、人はまったく知らないことには興味を抱かないものだ。

 

 

何も知らないことについて、頭を働かせるのは難しい。

 

 

それが面白いことだと想像できないからだ。

 

 

好奇心の領域はすでに知っている領域の先と、

 

十分に知っていると感じている領域の手前にある。

 

 

 


 

 

この指摘はその通りではないでしょうか。

 

 

そもそも一定の知識がないと、疑問を持てないのです。

 

 


 

大人から与えられる知識がないと、

 

子供たちの自然な好奇心はある程度までしか伸びない。

 

 

子供時代には学習において期せずして学ぶ機会(セレンディピティ)が重要だ。

 

 

子供たちが自分では興味を抱くと思っていない分野、

 

つまり「知らないと知らずにいること」や、

 

はじめは退屈に思えたり、気後れしたりするような分野の知識に、

 

目を向けられるように手助けが必要だ。

 


 

 

だから、勉強が必要、ということです。

 

 

知らないことを知り、面白いこと(=好奇心を持てること)を見つけるために

 

 

 

営業においても、この好奇心が非常に重要だと思っています。

 

 

営業が抱くべき好奇心の対象は、「顧客の成果」です。

 

 

・どうすれば、成果に貢献できるのか?

 

・この情報は、●●さんのお役に立てるかもな?

 

・なぜ、あの問題が発生してしまっているのか?

 

 

と、好奇心を持つには、やはり一定の知識(勉強)が必要です。

 

 

自社の製品・サービスは勿論、顧客のビジネスモデルや事業内容、

 

業界動向やビジネスのトレンドに関する知識があれば、尚、良いですね。

 

 

知らないことには、疑問を持てないのです。

 

 

顧客の成果に好奇心が高まれば、

 

提供する知見・アイデア・提案の質も上がるのではないでしょうか。

 

 

頭の中に既にある知識が多いほど、

 

意外な組み合わせや類推の可能性は膨らみます。

 

スキルの土台となるのは他でもない、蓄積された知識。

 

 

今一度、勉強は大事なんだな、と痛感した次第です。

 

 

追記)

 

「好奇心を持つ為に勉強は必要なんだよ」と息子に伝えた後、

 

 

「じゃあお父さんはちゃんと勉強してたの?」

 

 

と追撃される可能性があります。。。

 

 

“過去は事実としては変えようがないので、未来に活かすための解釈が重要である“

 

 

という話をしなければなりません。

 

 

わかりやすく説明できるように勉強しておかないと。。。

 

 

因みに、この話(過去の解釈の仕方)については、意味の原理という切り口で説明ができます。

 

▼過去の変え方―意味の原理―

 

 

 

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