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成果を分ける顧客コンタクト力

ロールプレイングゲーム(RPG)のご経験はおありでしょうか?

 

 

 

 

 

 

僕は物語の序盤から、しっかりレベル上げしてから進めるタイプなのですが。。。

 

 

 

フィールドをうろうろと歩き回りながら、敵に出会い、

 

それを倒して経験値を稼ぐ、という作業を繰り返しながら、ふと思います。

 

 

 

敵も、よくこりずに毎回襲いかかってくるなぁ、と。

 

 

 

もうこれだけやられていたら、あいつらは気を付けよう、と

 

仲間内で情報共有でもしておけよ、と思います。

 

 

 

ただ、よくよく考えると、

 

主人公が歩き回るという、こちら主導のアクションで、

 

毎回敵に遭遇するというイベントが確実に起こるからこそ、

 

意図したレベルアップ(経験値の獲得)ができるのです。

 

 

 

実はここがポイントです。

 

 

 

ビジネスシーンで考えてみましょう。

 

 

 

営業活動に時間をかける(フィールドに出る)ということは、各自の選択として可能です。

 

 

 

問題は、そこで顧客(見込先)に会えるかどうか?です。

 

 

 

つまり、営業活動というこちら主導のアクションに対して、

 

顧客接触という機会(イベント)を如何に確実に創出できるか?ということです。

 

 

 

この”顧客コンタクト力”が、営業パーソンないし営業組織には決定的に重要です。

 

 

 

ある面白い指摘があります。

 

 

 

麻生要一氏の書籍『新規事業の実践論』によると、

 

新規事業を立ち上げるにおいて重要なのは

 

「仮説を顧客のところに持っていく」という活動を如何にやり続けるか?だそうです。

 

 

 

以下、同書より引用抜粋・一部加筆修正


 

2000件のうち立ち上がった新規事業チームを

 

「どのくらい顧客と仮説を回転させていたか」という観点で振り返ると、

 

その数はだいたい「300回」でした。

 

多くの新規事業プロジェクトに伴走していますが、どんなチームが、どんな領域の、

 

どんなビジネスモデルに挑んだとしても、300回転させれば、かなりの確率で新規事業が導ける。

 

そんな確信を深めています。

 

「300回顧客のところに行け」は、スキルにも才能にも経験にもよらない、

 

誰だって必ず新規事業を立ち上げられる、唯一再現可能かつ汎用的な手法です。

 


 

 

同書によれば、優秀なメンバー・リーダーで構成した新規事業や、

 

精度の高かった事業プランが必ずしもうまくいったわけではない、と言います。

 

 

 

それよりも、

 

顧客に会い続け、その仮説をブラッシュアップし続けた事業が形になった、と。

 

 

 

新規事業に関わらず、この”顧客コンタクト力”は重要です。

 

 

 

会うだけならできるんじゃないか、と思われますか?

 

 

 

アポなしで訪問して空振り、はこれに含まれません。

 

 

 

アポを取ろうとしてもなかなか調整できなかったり、

 

要件をお伝えすると面談までは・・・、となってしまったり。

 

 

 

顧客に時間をもらって面談するということは、

 

顧客側にもそれなりのメリットがないと成立しません。

 

 

 

お会いするためのネタ不足や、

 

気軽に面談をオファーできるだけの関係性の不足、

 

営業パーソンの行動力やモチベーションが課題の場合もあるでしょう。

 

 

 

顧客データがしっかりと整備、共有されているかどうかも重要です。

 

 

 

それらを含めて、

 

意図した時に、意図した件数の顧客に会える(会えている)かどうか?

 

 

 

今一度、

 

営業組織(自分自身)の”顧客コンタクト力”を見直してみてはどうでしょうか?

 

 

 

対策・解決策としては、下記を推奨しています。

 

 

 

▼好意形成ループ-ザイアンス効果を活用する為に-

 

 

 

追記)

 

顧客コンタクト力が上がれば、成果につながる商談も増えます。

 

 

この場合の成果とは、売上・利益だけでなく、

 

自身(組織)をレベルアップさせてくれる経験値という観点で見れば、

 

その活動は決して無駄にならないはずです。

 

 

 

 

 

なかには、メタルスライムくらいのラッキーもあるかも・・・?

 

 

 

因みにしっかりと経験値を得るには、下記が大切です・・・

 

 

▼体験を経験にするプロセス

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