円卓のナプキンとイニシアチブ
円卓のナプキン理論をご存知でしょうか。
漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第7部』に出てくる、あるシーンです。
以下『ジョジョの奇妙な冒険 第7部』♯61 ボース・サイド・ナウその②より
ヴァレンタイン大統領というキャラクターが言います。
君はテーブル(円卓)に座った時、目の前にあるナプキンのどちら側を取る?
向かって「左」か?「右」か?
正解は”「最初に取った者」に従う”・・・だ
誰かが最初に右のナプキンを取ったら、全員が右を取らざるを得ない。
もし左なら、全員が左側のナプキンだ。
そうせざるを得ない。
この世のルールとは、「右か左か」?
このテーブルのように均衡している状態で、
一度動いたら全員が従わざるを得ない!
いつの時代だろうと、この世はナプキンのように動いているのだ。
このキャラクター、悪い奴というかラスボスなのですが、発言がカッコよくて困ります・・・
最初に行動した人の選択によって、
その後の空間・コミュニティのルール(流れ)が強制される、ということです。
これが円卓のナプキン理論です。
影響力を発揮する上でも、先手必勝は有効な様です。
“流れ”は創れるのです。
組織やコミュニテイ、又は交渉においてもイニシアチブをとりましょう。
取るべきナプキンを取ることです。
あまり難しく考えず、例えば・・・
・時間は守る、約束は守る
・組織を良くする為に、明るく挨拶する
・会議を活発にする為に、進んで発言する
・認識の反故がない様に、決定事項を発信する
・部門間、上司にも進んで報連相する
そんな些細なことからも、
組織内の流れが作れる様になるのかもしれません。
好ましい選択を主体的に取り、率先してその変化・流れを創ること。
円卓のナプキン理論をご参考ください。
ガンジーの、ある言葉(名言)です。
あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。
-Be the change that you wish to see in the world.-
関連して、下記もご参考ください。※タイトルか画像をクリック
流れを創ると言っても、自分一人では・・・
では、どれだけの人が動いてくれたらいいのでしょうか?
因みに、ミツバチの場合は○%だそうで・・・
自分の性格や先入観もあり、なかなか主体的になれないという事もあります。
そんな時の一つのアプローチが、“演じる“ことです。
スタンフォード大学経営大学院の授業にも取り入れられたことがある手法です。
イニシアチブを取ることは、様々なシーンでプラスに働く可能性があります。
お勧めしたいのが、開示と提供です。
これには、ある原理が働くからでして・・・
追記)
円卓といえば、中華料理店の回るテーブルを思い浮かべる方も多いかもしれません。
因みに、発祥は中国ではなく、東京の総合結婚式場・目黒雅叙園だそうです。
ヘェ~、ですね。
こういった発明も、
その後の世の中に新たなルールを付与する良い例だと思います。