アドバイスは谷を越えて
以前よりスキルアップのコツは、成功体験の言語化であるとお伝えしてきました。
そう考えると、誰かからの相談や助言を求められた時は絶好のチャンスです。
「そんなこと!簡単だよ・・・」と軽やかに対応したいところですが、
ちょっとお待ち下さい。
この場合、”自分と相手が今どこにいるか?”が重要です。
ダニング=クルーガー効果をご存知でしょうか。
能力や知識が低い人ほど、自分の能力を実際より高く評価しやすい
という認知バイアスの一種です。
興味深いのが、
ダニング=クルーガー効果を説明する際によく用いられる曲線図です。
横軸に知識・経験、縦軸に自信(自己評価)をとります。
そして、成長過程は大きく4つの段階で説明されます。
1)バカの山(Mount Stupid)
知識を少し得た段階で自信が急激に上がり、過信してしまっている状態
2)絶望の谷(Valley of Despair)
その分野の奥深さや自分の無知に気づき、自信が急落している状態
3)啓発の坂(Slope of Enlightenment)
経験を積みながら理解と能力が徐々に向上し、自信も回復してきた状態
4)持続の高原(Plateau of Sustainability)
自分の能力を客観的かつ正確に評価できる、成熟・熟達した状態
図にまとめると、下記のイメージです。
冒頭の問いに戻ります。
相談や助言を求められた時、私たちはどう対応すれば良いのでしょうか。
ついつい成功体験を言語化しようとすると、
悩んだプロセスを省いて、さもスマートに辿り着いたと言いたくなるのは、
僕だけではないと思います・・・
そこをちょっと我慢して、
しっかりと絶望の谷を経験し、そこからどのように歩みを進めたか?を
含めたアドバイスが求められているかもしれません。
相手がこの曲線のどこにいるのか(どこで悩んでいるのか)を
把握した対応を心がけたいものです。
・・・・特に苦労(絶望の谷を経験)した覚えがない場合ですか?
それはちょっと注意が必要かもしれません。
もしかして、まだ山にいる可能性が・・・?
気をつけたいものです。
精進します!!!
追記)
ビジネスに限らずだと思いますが、
この「わかった!」「つかめた!」という感覚が持つ独特の高揚感があります。
それに満足してしまうとダメという話なのですが、難しいですよね・・・
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